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春のラノベレビュー(89)

暦の上では既に春。
そんな春のラノベレビュー――という前回と同じ書き出し。

Dsc05110


「ゴールデンタイム4・裏腹なるdon't look back」(竹宮ゆゆこ・電撃文庫)
「妹がゾンビなんですけど!」(伊東ちはや・スマッシュ文庫)
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2」(鈴木大輔・MF文庫J)

【ゴールデンタイム4・裏腹なるdon't look back】
うーん。
冒頭とラストのリンダとのやりとりが唯一にして最大の見どころ。
この構成は嫌いじゃないんだけど、
全体としてとらドラのときほど圧倒的な面白さ感がない。

青春特有のぐちゃぐちゃになりながらも突っ走る感はアリだと思うし、
ゆゆこ節も実に冴え渡っているのだけど、
いかんせん、お話がなかなか前に進まない感がなんとも……。
変に引っ張らないでしっかり決着して欲しい。

【妹がゾンビなんですけど!】
> 破天荒な妹・姫ノ花(ひのか)が、もっともっと破天荒になって復活してしまった!
> 風貴はある意味、プライドをかなぐり捨ててゾンビな妹を救おうとするが、
> 待っていたのは――

おそらくは「俺の妹」に端を発する、妹モノラノベの1つ。
かつ、「ゾンビ」もなにかをパクってる気がしてならない。
亜種の「漢字が読める」があまりに酷かったので(未だにアレは金取れるレベルじゃないと思ってる)
その程度かなと思っていたものの、これは思ったより好感。

妹が序盤で死んでしまう潔さもさることながら、
兄貴の風貌設定を筆頭に、伏線の敷き方がなかなか秀逸。
380ページに及ぶボリュームもあって、なかなか満足度高い読了感。

ただちょっと、広げすぎた風呂敷の畳み方が強引かなーと
思わないでもなかったし、結末はこんなんでいいのか感があったのも確か。
妹モノ好きでスプラッター耐性があるのなら。

【お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ2】
もう1本妹モノから。
MF文庫のCMでも流れるので割と認知度は上がってる感。
表紙のキャラは那須原アナスタシア。

――ふむ。誰だっけ?
ちと前巻から間が空いてしまったので妹ちゃんしか覚えてなかった。
これはいかん。

妹を含む生徒会の面々に振り回される主人公秋人。
これだけみるとありがちっちゃーありがちだが、
妹たる秋子と、シスコンを否定し続ける秋人の掛け合いが何より面白い。

前巻ではビジュアルが終盤まで伏せられてアクセントになっていた
猿渡銀兵衛春臣が「その他大勢」の側に入ってしまったのは
ちと残念ではある。
なにやら続刊前提の締めだったので続刊もすみやかに。



ゴールデンタイムは毎回期待してるんだけどなぁ……次こそは

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