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秋のラノベレビュー(81)

秋も深まりつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
ラノベレビュー81回目、今回も3冊。

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「パパのいうことを聞きなさい!3」(松智洋・スーパーダッシュ文庫)
「ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影」(鎌池和馬・電撃文庫)
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」(鈴木大輔・MF文庫J)

【ヘヴィーオブジェクト・巨人達の影】
シリーズ3巻目。
通し番号(巻数)がないとなにかと不便すなぁ。

表紙は今巻も「お姫様」(ミリンダという名前は相変わらず劇中に出て来ない)だが、
本編ではすっかり影が薄く。
空気ヒロインはかまちーの作風なのだろうか。

第3章のヴィクトリア島緊急追撃戦が秀逸。
整備兵の婆さんにまでドラマを持たせるとは、
まったくかまちーの底しれなさには恐れ入るぜ。

【パパのいうことを聞きなさい!3】
久々のシリーズ続刊。
めでたくアニメ化も決定したそうで。順当といえば順当。

今巻は時系列で七五三からクリスマスまで。
主人公+3姉妹なんて枠組みは半ば出オチのようなものなので、
こうして時間を追って「日常」(非日常的な意味で)を描くのは
正解なのかも知れない。

クリスマスの結末はちょっと強引な気もするが、
伏線未消化のまま終わるのかと思わせておいての引きなので良し。
それより、巻末の絵師4コマ(3発)が極めて秀逸。
やはりラノベは絵によって大きく左右されてしまうんだなぁ。

【お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ】
言うまでもなく、とある「妹」ラノベに端を発する亜種ラノベのひとつ。
「~~ない」なんてタイトルと、ある種妹ブーム(復権というべきか)を
巻き起こしたあの作品の影響力を感じないわけがない。

さてこの著者、ぽっと出かと思いきや「ご愁傷さま二ノ宮くん」の人らしい。
MF文庫的には賭けているのか。

さてその「妹」は双子の妹設定であるところの姫小路秋子。
これが徹底的なブラコンキャラ(もはや伏せないが桐乃とは真逆)で
とても清々しい。
その他ヒロインもなかなか強烈な個性を放っていらっしゃる。

ただ主人公秋人の友人、「猿渡銀兵衛春臣」は巻頭挿絵にも登場せず、
上手いこと伏せたなと思いつつも、ハルヒの佐々木とキャラが完璧に被ってて
容易に正体が見破れてしまった。それだけに快哉ともいえるけど。

正直この手のインスパイヤモノはあまり期待していなかったんだが、
予想以上に面白かった。
いやだって、妹ちゃんがベタ惚れなんだぜ?
案外あるようでないんだぜ?
ただねぇ……結末付近から抜粋すると、

二卵性双生児ということになっている僕と妹が、実はなんの血のつながりもない、
赤の他人同士であるということを。

なにもかもが台無しだよッ!
やっぱり出版的に禁忌みたいのがあるのかねぇ。
巻が進んでから明かされるよりはいいけど、
これを妹モノとして売るのは詐欺行為なんじゃね?



妹ブーム再燃のきっかけとなった「俺の妹」の偉大さを改めて感じずにはいられない

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