« 俺の妹原作8巻を速攻で読み終えるわけがない | トップページ | 俺の妹×モノレールコラボ切符が即日完売するわけがない »

俺の妹がこんなに可愛いわけがない8 ~ 春のラノベレビュー(69)

「俺の妹」強化ウィークの本丸、原作版最新8巻!

00265

俺の妹がこんなに可愛いわけがない8(伏見つかさ・電撃文庫)

と、もう1冊。

「……女の子と、付き合ったらさ。その……」
「うん」
「……いつからおっ◯い触っていいの?」

ぶははははwww
相変わらず京介さんかっけー!
ちなみに原文は伏字なし。クオリティ高いな!

そんなわけで、前巻で衝撃の引きを受けての第8巻。
黒猫と京介が、どうなるかちゃんと前巻に書いてあるのに、
第一章まるまる引っ張るもんだから冷や冷やしたぜ。

「……いまの私は星天使“神猫”。闇の眷属から、白き天使へと転生した存在よ」
朝っぱらから、いかれてやがるぜ。
「……黒猫だろ?」
「ち、違うと言ってるじゃない」

くっそw黒猫ホント可愛いなw

> PC売場を見たあとは、ゲーム売場をぶらついてからエレベーターで上にあがった。
> この建物には、ヨドバシカメラの他、幾つかの店が入っている。
> 黒猫が行き先に選んだのは、

「――本屋さんへ行くわ」

ヨドバシの上の本屋さん。
何を隠そう、俺がこの本を買った店はまさにココだ!
なんという巡りあわせ!
俺妹8巻を平積みにしていた本屋さんもまさか劇中に登場していたとは思うまい!

「あたしは日向。五更日向(ごこうひなた)です。――こっちは末っ子の珠希」

妹ちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
アニメ版、ゲーム版に遅れをとったが、遂に原作本編にも登場したか。
感慨深い。

しかし、この妹ちゃん初出シーンはPSPゲーム版とそっくり同じだったりして。
正確には、この原作が先にあってゲーム版に入れたのだろうけど、
違うシチュエーションで同じ展開というのは若干減点材料、と一瞬考えたが、
既に本編のワンシーンがボイス付きで充てられている事実に気がついたとき
ダイスケ的にもオールオッケーとなった。

> そうして俺は、彼女と二人で、港まで遠征した。
> 夜の海。そびえ立つポートタワーが、一際目立つ場所だ。
> 今年の花火大会は、例年よりも日程が遅く、しかしいつになく賑わっている。
> 展望台から花火を見物するために、塔の麓に長い行列が出来ていた。

千葉市民花火大会キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
いやぁ、しかし伏見先生はガチで千葉市事情詳しすぎる。
地元民たる俺が感服するレベル。

ちなみに、千葉ポートタワーは震災の影響で、
現在、展望台への立ち入りはできませんのでご了承ください。(誰だよ俺)

【第4章】
「で……なに?」

桐乃は俺に促してくる。
(改ページ)
切り出す台詞は、もう決まっていた。

「――人生相談が、あるんだ」

いやぁ、ここからはもう熱かった。
いい意味で熱かった。
黒猫厨がやらかしたと話題になったりもしたが、
大前提がタイトルからして「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」なんだぜ?

※ネタバレ反転
あたしは、兄貴が大嫌い。だけど、だけど――兄貴に彼女ができるのなんて絶対イヤ!
 嫌いだけど、すっごい嫌いだけど……あたしが一番じゃなきゃイヤ!

最高過ぎてもうダメだこの兄妹……早くなんとかしないと……

「さすが千葉の“狂気の街(マッドシティ)”と呼ばれるだけのことはあるよね」
そう呼んでるのは黒猫だけだけどな。
つーかおまえいいかげんにしろよ。マジで松戸在住の人に怒られてもしらねえぞ。
「……千葉市に帰ってくればいいのに」
それが本音か。なら許す。

俺も全力で許す。
黒猫、否むしろ神猫、千葉市にカムバック!


もう1冊。

Dsc08951

アニメ版DVD/ブルーレイ特典の原作者伏見つかさ先生書き下ろし小説。
首尾よく入手に成功したので早速(もちろん入手時点で)読んでみた!

【あたしが兄貴に人生相談なんてするわけない】
> あたしの名前は高坂桐乃。十四歳の中学生だ。
> 外見も超かわいいので、最近は読者モデルとして雑誌に載せてもらったりしている。
> そんな自他共に認める完璧超人であるあたしにも、もちろん幾つか悩みがあって――

1巻冒頭部分にあたる「桐乃視点」のまさしく特別編。
当たり前だが原作は徹頭徹尾、京介視点なのでこれは新鮮。
特典としては気合入りすぎだろう。

> あいつの名前は高坂京介。あたしと同じ家に住む、十七歳の高校生だ。
> 黒髪で細身、そこそこ背は高いほうで顔も決して不細工ではないんだが、
> 死んだ魚のように濁った無気力な瞳がすべてを台無しにしている。

桐乃から見た京介評。
ひどいw

> あたしたち兄妹は、いつからか、もはや兄妹とは呼べない関係になっている。
> 目があってもお互いに無視するし、口も利かない。
> ……あの、よそ者を見るような冷めた視線があたしはとてつもなくイヤだった。

当然に、内面に対しても言及されているのだが、
お互いに思っていることはお互いの態度のそれと同じ。
ここに至る経緯はいつの日か明かされるのだろうか?

文量は30ページほど、タイトルの通り「人生相談」に至るまでの経過なのだが、
何故桐乃が京介に人生相談しようと考えたのか、
逆視点で描かれると、これは俺元来の属性である「妹萌え」をくすぐられる。

>――切り出すときの台詞だけは、もう決まっている。

最後の一行に至るまで、まさに秀逸。

【堕天聖の追憶】
> 闇の眷属たる“私”が、“此方の世界”の肉体に移行(シフト)したのは、春の匂を色濃く残す五月のことだった。数多の世界に鏡写しのように偏在し、女王であり、騎士でありそして黒き獣である私はしかし、此方の世界において、なんの変哲もない“人間”として日々の生活を営んでいた。

痛い痛すぎる。
ということで、こちらは黒猫視点で描かれた原作1巻黒猫初登場編。

「あの男……?」
> 私は双眸を眇めて男を凝視した。カップルのうち男のほうに、見覚えがある気がしたのだ。
> しかもつい最近……頻繁に目にしているような……。考えてみるが思い出せない。

んん?
これは秋葉原で京介(と桐乃)を見たときの印象なのだが、
本編以前に面識を匂わせる描写はなかったはず。何かのフラグ?

>桐乃と沙織。
> これより一年をかけて強固な“腐れ縁”(ソウルライン)を形成していく二人のことを、
> 私は当初、心の中のみであるが――
> それぞれ“熾天使”(ウリエル)、“巨神”(アトラス)という洒脱(クール)な二つ名を以て呼んでいた。

桐乃はともかく沙織酷ぇwww

> ……成程。だいたい事情が飲み込めた。
> ……恋人に付き添ってもらうなんて、ずるい女ね。
> 私はたった一人で、この孤独と戦っているのに……ずるいわ。
> やはりこの女は気に入らない――

この後本編通りにオフ会で“ぼっち”化する黒猫だが、
内面描写で痛々しさを振りまきつつも、かなり切ない。

>「けほっ……けほけほ……」
――涙が出てきた。何をやっているのだろう……私は。
壁に手を着き、呼気を整えていると、バッグの中で携帯が震えた。

「……はい、どちら様?」
『ルリ姉? あたしーっ!』
電話は、上の妹からだった。

くぁぁぁ!妹ちゃん可愛いな!
そして妹ちゃんには強がってしまう黒猫もまた可愛いから困る。

あとは本編でご承知のとおり。
別視点で描かれる物語もまた面白い。
真奈美とあやせあたりのストーリーも是非読んでみたいもの。
いつの日か、このあたりも映像化してくれぬものだろうか。
激しく期待。



しかし内容もこれだけ多彩に展開してるケースは案外少ない気がする。終わコンなんて言わせない!

|
|

« 俺の妹原作8巻を速攻で読み終えるわけがない | トップページ | 俺の妹×モノレールコラボ切符が即日完売するわけがない »

レビュー(ラノベ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35958/51663894

この記事へのトラックバック一覧です: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない8 ~ 春のラノベレビュー(69):

« 俺の妹原作8巻を速攻で読み終えるわけがない | トップページ | 俺の妹×モノレールコラボ切符が即日完売するわけがない »