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真夏のラノベレビュー(55)

暦の上では残暑だがまだまだ真夏。
枕詞以上の意味はない真夏のラノベレビュー。

Dsc09054


第55回は俺一押しのシリーズ2作品の最新刊から。

川原礫「ソードアートオンライン5・ファントムバレット」(電撃文庫)
犬村小六「とある飛空士の恋歌4」(ガガガ文庫)

【ソードアートオンライン5 ファントム・バレット】
表紙の娘は……誰……だ?

ヒント:1巻からずっと表紙飾ってる人

今まで必ず女の子とカップリングだったのに、
今回はソロとか確信犯め。

さて、俺が大好きなシリーズ第5弾は舞台を「ガンゲイル・オンライン」の
世界に移しての新展開。
銃の世界に剣で挑むキリトはマジパネェ。

そして視点の半分を占める今シリーズの準主役の少女はシノン。
現実世界では文学少女系の風貌にしてトラウマ持ち、
さらにオンラインではツンデレ属性のフルコース。
さすがと言わざるを得ない。

しかし、俺が本作の虜になったのは1巻のアスナ、2巻のユイ、
3~4巻のリーファだというのに、
ちょこっと出てきた現実世界アスナ以外全く出番なしとはいかがなものか

ファントムバレット編は例によって「つづく」のだが、
次巻はおそらく4か月後。(アクセルワールドともども4か月サイクルで刊行)
残念ながらシノンにも、表紙の子にもピンと来るものがなかった。
燃え分は十分補給できているので、次は萌えを。頼む。

【とある飛空士への恋歌4】
今から書く駄感想を読む前に、もう一度画像を見て欲しい。

よし見たな。

表紙の時点で神
この時点で満足度トップクラスなのに本編はさらに上を行く。

> 一章 きみの名は

タイトルだけならなにやら綺麗なのだが。
前巻でかけがえの無い仲間たちを失ったセンテジュアル組の面々が重い。
ただひたすらに重い。そして辛い。
既に50回に達しようかというラノベ感想で「辛い」なんて初めて書いたんじゃないか。

「もしかして、あなたは……カール・ラ・イールではない?」

もうね。
第一章からこれですよ。トップギアですよ。
既に悶死する勢いな俺。

> 二章 復讐

タイトルの件はさておき、ニナ=ヴィエントに詰め寄る(?)
アリエルが凄まじく神掛かってる件。
そして絶望の淵に落ちたカルエルに掛ける言葉はまさしく女神の領域。

本題の「復讐」は軽くミスリードを喰らった。
復讐と言いながらも、カルエル復活劇までの流れは見事。

> 三章 弾着観測

正直、モブの域を出なかったノリアキとベンジャミン出撃。
二巻連続で最高級の空戦劇。
この緊張感、そして悲壮感はたまらない。

> 四章 恋歌

「第一王子として生まれて……飛空士としてもエース級の才能があるというのか。
 ふざけるな、恵まれるにもほどがある……!」

復讐の結末。
そして沈みゆくルナ・バルコから姿を現したニナ=ヴィエント改めクレアに向けて、
エル=アルコンから彼女に言葉を掛けるカルエル。
「追憶」では叶わなかった、通じ合う二人の描き方はただただ感服。
ここまで4巻ぶんの積み重ねも効いてくる。

「ようツンデレ」「おはようツンデレ」「ツンデレ元気~?」
「今日もツンデレですねえ」「ツンデレにもほどがあるよー」

序章を割いてまでの復讐劇の結末がまさかのツンデレ!
これぞ犬村小六節フル回転。超満足。

さて、相変わらずあとがきが無いので、圧倒的な読了感とともに
こうして感想を記しているわけだが、袖書きによれば次巻5巻で完結。
果たしてどのような結末を迎えるのか。
ファナ=レヴァームと飛空士の海猫さんは登場するのか。
これを読み終えるまで、俺は死ねない。



劇場版「追憶」は大成功を収めてもらって、TVシリーズ「恋歌」を誰よりも早く期待しておこう

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