« ハートフルボッコステーション | トップページ | 俺と眠気と体調不良 »

初夏のラノベレビュー(51)

夏というには早いが、春というにも違う気がする今日この頃、
久しぶりのラノベレビューでございます。

めっきりラノベ読むペースも落ち込んでしまったのだが、
感想ストック未放出分から3冊。

Dsc07584

田口仙年堂「魔王城三限目」(ファミ通文庫)
鎌池和馬「とある魔術の禁書目録15」(電撃文庫)
入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(電撃文庫)

狙ったわけではないが、なにやらダーティな雰囲気漂う表紙の3冊。

【魔王城三限目】
表紙絵師が違う?とちょっと気になっていたのだが、
あとがきにて2巻までの絵師が鬼籍に入られたと判明。
なんてこと。合掌。

魔人の子供たちの物語も3巻目。
読む側としてはどうしても魔人側に立ってしまうのだが、
前回、手玉に取った霊剣楽団が大義名分振りかざして
魔人に迫ってくる様はかなり迫真。
ユーニィとアプリールの対比にしてもそうだし、
このあたりのバランスはかなりギリギリというか、
危うい感覚がとても上手いな、と。

これまで穏便に食い止められてきた実被害も遂に発生。
士長の最期、確実に埋められていく外堀、
あそこで「次巻に続く」絶望感も悪くない。
続刊購入済なので楽しみだ。

【とある魔術の禁書目録15】
「グループ」「スクール」「ブロック」「アイテム」「メンバー」

各4人+αずつで構成されている小組織。
一応、土御門元春や一方通行が属する「グループ」がメインに描かれるのだが、
平然と他の組織視点でも描かれてたりする。

複数の超能力者【レベル5】(ただし美琴は出てこない)が出てきたり、
それぞれの組織がかなり深く描写されているのだが、
インナントカさんどころか、主人公たる上条さんすら出てこない。
それでいて、新キャラ含む小勢力を5組(×4人)も登場させる。
かまちーの頭の中はどうなってるんだろう。

いやしかし、それにしたって一度出てきて敗北すらしてる登場人物に
再度光を当てつつ、ちゃんと描き切る技量に感服。
浜面仕上(=ただの雑魚)なんてカッコ良すぎだろ。
それでいて、今回投入してる新キャラ(全てイラスト付)を
あっさり使い捨てるのもまた潔い。
潔いけど、原作絵師の苦労はいかなるものか想像を絶する。
いやはや。

言うても、結局のところクライマックスは
最後の希望(ラストオーダー)」(注:ネタバレ)
なんだけど。

そんなところ含めてライトノベル特有のギミックを満喫。
新キャラ満載で不安を覚えた序盤が嘘のように、読み込めた。楽しめた。
あとがきの言葉を借りれば、『あーすっきりした』と言ったところか。

それと表紙の一通さんはカッコ世過ぎです。

【嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん】
「嘘だけど」

が口癖の主人公(僕)と、御園マユことまーちゃん、
過去に監禁された体験を持つトラウマ持ちの二人が織り成す物語。

> 今度時間があれば、質問してみよう。
> まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。
> 第13回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作登場。

いやあ、あらすじで「問題作」呼ばわりかよ。
問題作呼ばわりされるだけあって、なかなかにギリギリ(でアウト)な展開。
誘拐殺人あたりまえ。

第一章「再会と快哉」第二章「両親と診療」に始まって言葉遊びも
なかなかのものだが、ストーリー上の仕掛けもなかなか。
みーくんの口癖「嘘だけど」が実に上手く効いていた。

すぷらったー系はあんまし好きではないんだが、
良い感じに騙されたので逆に清々しい。
問題作呼ばわりされながらも世に出ただけのことはある。
続刊は9巻くらいまで出てるんだっけ。

ところでこの作品、実写映画化するんだとか。(それで手にとったんだけど)
問題作を映画化とか度胸あるな。



でも実写マユはビジュアル的には案外アリ。菅原に至ってはど真ん中

|
|

« ハートフルボッコステーション | トップページ | 俺と眠気と体調不良 »

レビュー(ラノベ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35958/48561973

この記事へのトラックバック一覧です: 初夏のラノベレビュー(51):

« ハートフルボッコステーション | トップページ | 俺と眠気と体調不良 »