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冬のラノベレビュー(44)

恒例ラノベレビューも44回目。

Dsc05127

鎌池和馬「ヘヴィーオブジェクト」
上月司「れでぃばと」4巻と「FF4ジ・アフター」の3冊。

【れでぃ×ばと!4】
第9話。
朋美と「デート」する秋晴を、セルニア達が尾行する話。

いやーベタだね。ベッタベタだ。
だがそれがいい。それが本作の魅力。
オチ(?)も良好だった。

「……ってことは、やっぱりこれはただの友愛なのかしら?」

もはや友愛というワードを普通の意味に取れなくなってしまった
俺が悲しい。

第10話。
秋晴の従兄妹、棗(残念、夏目じゃないよ)登場。
珍しくピュアホワイトな性格な彼女は、
作者曰くメインヒロインでもおかしくない立ち位置、とのことだが、
いまのご時世、まして本作ではゲスト扱いもやむ無しか。

そして地味に秋晴の過去が明かされる重要な話。
結構重いな。
重いが、これが初期設定以上の意味を持つのか。
持つのだとしたら非常に興味深い。

番外編。
表紙の時点でネタバレしているが、男子生徒が女装(メイド服)、
女子生徒が男装(執事服)する話。
惜しむらくは後者のビジュアルが全くなくッ……!
まあ、実は毎回出ているのだけど。

ここでも秋晴の「3連安全ピンピアス」の秘密が明らかに。
しかし、この安全ピンってアニメ版ではなくなってないか?
なんで?

【ヘヴィーオブジェクト】
「禁書」シリーズ鎌池和馬氏の新シリーズ。

超大型兵器「オブジェクト」によって戦争の概念が覆された世界。
戦場に派遣留学した学生クウェンサーが
「エリート」と呼ばれる少女と出会うとき、物語は始まる――
や、そんな前口上はないけれど。

全3本建て。
オブジェクトの戦闘が全てに絡む上、
一兵卒のクウェンサー視点で物語が進むので実に泥臭いバトルが続く。
だが熱い。燃える。
これはド派手なビジュアライズができる日を期待したいレベル。

ところで……表紙の女の子。
彼女がその「エリート」なのだが、巻頭キャラ紹介で名前が出てるものの、
本編では一貫して「姫様」とか「エリート」とか描写されてて、
結局名前は出てこなかったような。
うーん?

締め方としては「全1巻・完結」みたいな流れなんだが、
あとがきで「新シリーズ」とあるので続刊があるんだろうか。
あるのなら、次はもう少し「萌え」分も期待したい。

【FF4ジ・アフター月の帰還】
ケータイアプリ/WiiウェアでリリースされているFF4の続編。
FF4の熱狂的ファンであるところの俺であるが、
アプリ版に手をだすのを躊躇していたところに
ノベライズ版があるのを発見。こうして手にしてみた次第。

……で、感想だ。

なんだこの薄っぺらい話は

FF4好きな人が続編作っちゃいましたー的なノリ。
どういう経緯で作られた話なのか俺は知らないが、
(もしかしたらオリジナルスタッフなのかもしれない)
どうしてこうなった。

まあ、まず主人公のセオドア。これはいい。
実のところ、どんな中二病設定だよ、と思ったこともあったのだが、
そんなのものは些細なことだった。

驚くべきことに、ストーリーがほぼ全部4の焼き直し。
これは酷い。
まあ、もしかしたらゲーム版をプレイしてみれば
FF4(オリジナル)と同じ展開だ!って燃えるのかもしれない。
だが、小説を読む限りではただただ苦笑いでしかなかった。

パロムの「ブレイク」を2回も使うことはないだろうよ。
あまりの大安売りにオリジナルの感動が台無しだ。

そして何故かセシルが激しく神格化されている。
世界を救った英雄だから?
月の民だから?
たしかにラグナロク装備時のセシルは強いけど……
そして神格化してるのに扱いが酷い。

んー……俺としては中古で買った小説で十分だった。
熱心なFF4のファンとしては、こーゆー話を考えた人がいるんだよ、
くらいの位置づけで留めておきたい。




ヘヴィーオブジェクトは面白かった。お勧め

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