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冬のラノベレビュー(40)

遂にラノベレビューも第40回。

Dsc02793

それを記念して、というわけではないのだが俺としては珍しい新作2本。
今月発売したばかりの

川原礫「ソードアートオンライン3・フェアリィダンス」(電撃文庫)
犬村小六「とある飛空士の恋歌3」(ガガガ文庫)

もはやラノベ界ツートップと言っても過言ではない2作。

 :

発売直後ゆえネタバレ反転をしようと思ったのだが、
感想が真っ白になってしまうことが判明したので、
臆面も無くネタバレあり(一部反転もあり)。ご注意を。

というかこんな駄文見てる暇があったら、この2冊買って読め

【ソードアートオンライン3・フェアリィダンス】
直葉「あたしのばかばかばか!」

SOAの世界から脱したキリトこと桐ヶ谷和人。
その妹の直葉。
冒頭からしばらく紡がれる話は2025年のリアル世界。

って、リアルでもこんな萌えキャラかよ!
しかも実の妹が実は妹じゃなくて従兄妹だったとか!
さらにメインヒロインは既に据えられている報われない立ち位置。
どんだけ俺の属性ど真ん中を突いてきやがるッ……!

眠ったままのアスナ=結城明日菜の手掛かりを求めて、
キリトが飛び込んだアルヴヘイムオンライン「ALO」の世界。
そこで出会ったシルフの少女「リーファ」。

リーファ=直葉なんてネタバレされるまで気付かなかった
なんたる神展開。この時点で既に俺の評価はK点越えしたと言ってもいい。

こうなってくると、(メインヒロイン差し置いて)キリトとツーショットで表紙飾ってる
リーファの重みが俄然違ってくるから面白い。

 :

ということで読了。
相変わらずキリトの清々しいまでの強さに快哉。
間違いなくこの爽快な読了感はキリトの強さに起因する。
凡作なら「チートじゃねーか」の一言で済まされてしまうのかもしれないが、
「二刀流」の場面は胸が熱くなったね。
こんな経験ラノベじゃ滅多にないぜ。

あと忘れちゃいけないのが、まさかの再登場のユイ。(脳内CV堀江由衣)
再登場だけでも泣かせてくれるのに、これがまたいい子で。
擬似的とはいえ、娘キャラは貴重。
ファンタジー世界における娘属性(?)のキャラクターなんて、
俺が知る限りドラクエ5くらいしか思いつかないわ。
思わず第2巻のユイ編を読み返してしまったよ。

ひとしきり言いたいことは書いたところで……やっぱ直葉たまらんね。
巻頭フルカラーは当然のこと、
本編挿絵でもお着替えとかシャワーシーンとか惜しげもなく描かれてる特権待遇。
第1巻読了時のレビューで「またお目にかかりたい」とまで言ったはずのアスナが霞んで仕方ない。
いやいや。そんなことは。

ユイ「まったくもう、浮気はダメって言ったです、パパ!」
キリト「な、なにをいきなり……」
ユイ「領主さんたちにくっつかれたときドキドキしてました!」
リーファ「ね、ねえユイちゃん、あたしはいいの……?」
ユイ「リーファさんはだいじょうぶみたいです」
リーファ「な、なんで……?」
キリト「うーん、リーファはあんま女のコって感じしないんだよな……」

このやりとりがもう最強。
俺の萌えポイントを全弾突いてきたと言っても過言ではない。
擬似娘キャラと義理の妹の最強コラボですよ!
もうこんな感想文読んでなくていいから、早いところSAO3巻買って読んでくれ。
この気持ちを共有しようではないか!さあ!

> アクセルワールド4 2010年2月10日発売!
>「ソードアートオンライン4 フェアリィダンス」は2010年夏頃発売予定!

次巻は夏か!先は長い。まだ冬本番すら迎えていないというのに。
ちなみに未読のままになっている「アクセルワールド」の第3巻は
酷いところで「つづく」らしいので、ブックオフで確保だけして保留中。
4巻購入後にまとめて読みまする。

【とある飛空士の恋歌3】
> 一章:夏の夜
> 二章:聖泉

カルエル、クレア、そしてアリエル達の日常。
“レヴィアタン”で味わったテンション高いやりとりが面白い。
「追憶」からダイレクトに「恋歌」に入った人はちょっと違和感を覚えるかもしれないが、
これもまた氏の作風。俺は好き。

> ミツオは言葉もなく、自分へ向けられたその微笑を受けていた。
> ――生きていてほしい。
> ――どんなことがあっても。
> なにかの予感を覚えながら、自分自身へそうささやいた。

二章でにわかにクローズアップされるチハルとミツオのペア。
こうして急に出番が増えてくること自体、
凡庸な言葉を使えば「死亡フラグ」なのだが、堂々とフラグを本編中にこうして
織り込んで読者にも「予感」させるのが面白い。

もし、これがメディアミックスされるとしても、こういったテキスト描写まで
再現されないんだろうなぁ。

> 三章:散華

「散華」。もうタイトルからして重い。
ここまで2巻半に渡って潜めていた「空戦」が満を持して開戦。
引っ張って引っ張って引っ張られただけのことはある。
息を飲む熱い空戦。
ページをめくる手ももどかしい。まさに「追憶」以来の感触。

> これで『空の一族』の脅威を払いのけた――。
> と、この場に居合わせた誰もが思った。

俺もまた、ここがクライマックスだと信じていたわけですよ。

> 四章:鳥の名前

カルエルとアリエルの、長い、長い死闘。
カルエルの独り言に、そして銀狐撃墜に、迂闊にも目頭が熱くなりかけた。

意外だったのはハゾメ・シズカの参戦。
ゲストキャラクター扱いだと油断していたが、
レヴィアタン未読者には彼女がどんなキャラなのか未だ分からないんじゃなかろうか。
まぁ、読んでいても謎キャラなんだけど。

>「海猫」

戦慄した
「海猫」といえばこのシリーズでは忘れられない、あのコードネームじゃないか!!
これが燃えずにいられようか。

しかし「戦慄した」って、この表現、2巻のときも使わなかったっけ?
俺の語彙力の貧弱さを心より恥じる。

そして戦闘終了。
『未知の国からの手紙』、その差出人は――。
この一冊にどんだけ仕込みを入れてるんだ。
もはや天を仰ぐしかない。
例によって「あとがき」がないこともあって、しばし茫然自失。

(自失中)

読了後しばらくして表紙を見る。
前で桿を握るカルエル、その後ろは義妹アリエル。
空戦の興奮が蘇ってきた。
このシリーズは表紙絵が神掛かってるから困る。

超満足。

 :

おまけ。

「とある飛空士への恋歌」のヒロインはクレア。
3巻の表紙絵はカルエルと義妹アリエル。

「ソードアートオンライン」のヒロインはアスナ。
3巻の表紙絵はキリトと、リーファ=「義妹直葉」。

そんな彼女たちの立ち位置は(俺が大好きな)セカンドヒロイン。
そりゃ俺も大喜びなわけですよッ!



普段の3倍くらい頑張って書いたが、作品の魅力を半分も伝えられていないであろうこのもどかしさよ

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