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晩夏のラノベレビュー(32)

続くときはたて続くラノベレビュー。
ペースを戻して3冊まいります。

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「とある魔術の禁書目録13」(鎌池和馬・電撃文庫)
「MA棋してる!1」(三浦良・ファンタジア文庫)
「これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です」(木村心一・ファンタジア文庫)

【とある魔術の禁書目録13】
> 上条当麻、インデックス、一方通行、打ち止め、四者四様の想いが交差するとき、物語は始まる――!

第12巻から引き続いてひたすら殺伐としたバトル。
正直、ちょっとハードル高かった。
ほぼ12巻から読み始めた(+アニメ放映分)ようなもんなので当たり前っちゃー当たり前なんだけど。

一方通行がさらに面白いことになっているな。
正直、上条当麻より一方通行視点の方が面白かったりするから困る。
この今巻(と12巻)のビジュアライズは是非見てみたいものだが、
アニメ化される日が来たとしても、この13巻は2話くらいで収まってしまうんだろうなぁ、
とか思った。

【これはゾンビですか?1】
「はい、魔装少女です」というサブタイ。なにこのケフィア
タイトルとサブタイで遊ぶ発想がすげぇ。

主人公歩(ゾンビ)と表紙絵の魔装少女ハルナ、
同居人のネクロマンサー・ユーと吸血忍者セラが紡ぐラブコメ。
ラブコメ……?
あとがきにそう書いてあるんだからラブコメなんだろう。

タイトルのインパクトから、激しくナナメ上の展開を期待していたが、
予想に反してオーソドックス(設定の時点で充分トンでるかもしれないが)。
強いて挙げれば、メインヒロインが「ハルナじゃなくてユーだった」のがサプライズか。

あとがきのさらに後に「編集部」の解説があるのだが以下抜粋

> 頭の素晴らしく良い著者が頭をひねって書く「バカ話」。
> もうひとつは激しく天然の人が書いてしまう天然な「バカ話」。
> これはどうみても後者です(失礼)

前者ってのは「バカテス」のことか?知らんけど。
後者は人を選ぶ……というか、波長が合う合わないがあるような気がする。
(たとえば「RIGHT×LIGHT」は波長が良く合う)

俺好みのサプライズという意味では期待を裏切られてしまったが、
タイトル勝ちとでも言いますか。決して嫌いではない。
冒頭にある「ハルナの魔装少女適正チェック」が一番笑った。

【MA棋してる!1】
「まずは様子見。初手3八銀」

主人公白瀬奏は父親が将棋のプロ棋士という女の子。
そんな魔法バトルに巻き込まれた彼女が操る魔法は「将棋」をベースにしたもの。
その発想はないわ!

世の中には美少女麻雀アニメなんぞが闊歩しているが、
女子小学生将棋ラノベですよ
ライトノベルもここまで来たか。
ライバルキャラの名前が「咲」というのも不思議な縁を感じる。

>「あなぐま囲いっ!」
> その瞬間、奏の周りを取り囲む光の球たちが輝いて、奏の周りを覆う光の幕を
> 作り出した。光の幕は奏でのリボンと同じ朱色だ、
>「うわぁっ。これって防御結界?」

確かに攻撃・防御という意味ではありなのかー。
目の付け所が凄い。

ちょっと気になるのは三人称のト書きに癖があるくらいか。
将棋の説明を織り交ぜながらなので、一人称よりいいのかもしれないけど、
そもそも将棋の説明が入ってくる時点でなんだか変な感じがする。

>「1六歩。1七香。1五歩。1八飛。これで」
> 奏は杖を振った。
>「スズメ刺し」
> スズメ刺しとは香車と飛車を1筋に集中して、相手の片翼を崩して攻める
> 居飛車戦法の一つだ。○○囲いが結界になったように、攻撃魔法として発動したのだ。

前言撤回。
確かに変には違いないが、これはもはや「呪文」だ。
すげぇ。
将棋の知識が多少なりともないとさっぱり分からないかもしれないが、
俺レベル(囲いを知ってるくらい)でもついていけるのでギリギリ。

「1」とあるので続巻想定なんだろうけど、
2巻以降この設定をどうやって生かしてくれるのか。
とりあえず1巻は設定勝ち。完敗だ。



実は後2冊は3ヶ月も前に読んだ作品だったりする罠

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コメント

禁書は5巻の次に8巻で一方通行と打ち止めは登場してますよ

投稿: 名無し | 2009.08.29 01:23

情報提供ありがとうございます。
以前にも同様の情報を頂きましたが、別の方でしょうか?

ということで、すでに情報提供いただいていたこともあって、
12~13巻読了後、8巻を中古購入し既読です。
ちょっとラノベ感想のストックが溜まり放出が遅れております。
積みラノベの量はそれ以上だったりもしますがw

それでは失礼します。

投稿: 鏑木 | 2009.08.29 23:50

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