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夏のラノベレビュー(30)

記念すべき第30回目となるラノベレビュー。
予告通り(?)今回は大物を取り揃えてみた。

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川原礫「アクセル・ワールド2」
西尾維新「不気味で素朴な囲われた世界」
犬村小六「とある飛空士への恋歌2」の3作品。

【とある飛空士への恋歌2:序章~1章】
「派遣寮長、シズカ・ハゾメと申します。以後よろしくお願いします」

まさかレヴィアタン読者へのサービスがあろうとはッ……!
さすがに世界観はつながってないはずなので、
これは大いに驚かされた。というかニヤけてしまったじゃないか。

本編。
前巻では明かされていなかったクレア・クルスの過去。
カルエルのクレアへの、クレアからカルエルへの想いを見ていると……
お前らもう付き合っちゃえよ!
とか思っていたら、

> カルエルはそう挑発してから身体をくるりと回転させ、
> アリエルにぴったり寄り添うと、彼女の胸に顔を埋めて目を閉じた。

テキストだけで想像力が!妄想力が素晴らしいことに!
これはwwこれは萌えるwww
と思って次のページめくったら

挿 絵 付 だ っ た

アリエル、蕩れ。

【アクセル・ワールド2】
「四つ目。<<殺してでも奪い取る>>」

ガラハドの匂いがするぜぇぇ……。

ということで第1巻を大絶賛したアクセルワールド2巻目。
相変わらずタイトルに恥じぬ加速感を持って読了。

この作品のツボは黒雪姫のクーデレっぷりに他ならないと考えた
俺としてはちょっと物足りなく感じてしまったのは確かだが、
それは贅沢な注文というかなんというか。
ハルユキの家に預けられた『妹』サイトウトモコ、
『赤』の王、『黄』の王と今後のキーになりそうなキャラが登場しつつも、
常にこっちの予想の一歩先を行く展開が熱かった。

第3巻は2009年初冬だとか。
あまり聞かない表現だが11~12月にはお目に掛かれそうだ。

【不気味で素朴な囲われた世界】
西尾維新「きみとぼく」シリーズの続編。構成は前巻を踏襲して

> もんだい編
> 大もんだい編
> みかいけつ編
> えんでぃんぐ

解決する気がしないッ……!

病院坂迷路と串中弔士による探偵ごっこの犯人探しの物語。
何処かで見たような苗字もあれば、主人公も別人。
個性豊かな面々(名前もな)とその動かし方が相変わらず面白い。
面白いというかクレイジーだ。
氏の小説はこのシリーズしか読んだことないが、ワールドが違う。
完全に好き嫌いは分かれると思うけど。

>「前作の登場人物は絶対に出てこない」という主張を撤回し、
> 本作中のどこかに前作の探偵役、病院坂黒猫がこっそり出演していたりします。
> 時間に余裕のあるかたは探してみてください。

後書より。
基本的にあとがきを最初に読む人ではないので、本編読了後に読んだのだが……
いやはや。
西尾維新という人はいったい何年先を歩いてるんだ。型破りにもほどがある。

【とある飛空士への恋歌2:2章~3章】
「神聖レヴァーム皇国」

ラスト1ページ(9文字)で武者震い。
相変わらずの緩急落差が凄まじい。
ほんの5ページ前まで全力全開で学園ラノベだったというのに。

ということで後半感想。
主人公はカルエルということになってるが、
序章以下、随所にクレア視点が盛り込まれてるのがまたポイント高い。
カルエルのヘタレっぷりを補って余りある
クレアの萌えキャラっぷりなわけですよ。(アリエルは蕩れキャラ)

「空戦は……もうしばし待て!」なる著者コメントを見ていたので、
その方面は全く期待してなかったんだが……
まったく素晴らしい意味で期待を裏切ってくれる!
燃えも萌えも(蕩れも)完備!

「追憶」「レヴィアタン」読んでないと(後者はともかく)100%把握できない点が
逆に言うと万人向けではなくなってしまったが、犬村小六信者の俺は万々歳。



このうえ8/10にはソードアートオンライン2巻が控えている幸せ

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