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冬のラノベレビュー(22)とある飛空士への恋歌

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帯文句は『2008年の話題を独占した「飛空士」シリーズ最新作!
著者コメントは『天空翔るロミオとジュリエット、です。ヘタレマザコンナルシストの空飛ぶ青春をお楽しみください

俺が絶賛してやまない「とある飛空士への追憶」の世界を舞台とした待望の続刊。
Amazonで発売日にゲットして、早速読んだ!

クレア「あ、あの、抱きしめてくれてありがとうっ!」

やっぱりこの作者は天才だと思った。

ここでラノベのレビューを書くときに、たまに「サクサク読める」みたいな
表現をするんだが、これは良いように取れば『読みやすい文章』だが
ネガティブに取れば『読み飛ばしてる』(たとえば台詞の羅列)わけですよ。
今作も氏の流れるような文体は健在だが、それは「サクサク読める」質のものではなく、
「引き込まれるように読む」という表現が的確なところだろうか。

世界設定は『追憶』と同じものながら、明らかに共通してるのは
技術水準と「大瀑布」くらいで、場面的なつながりはない模様(少なくとも今巻では)。

本編の半分以上を費やして描かれる「6年前」が圧巻。
存分に主人公カルエル・アルバスの立場・心情を描いたうえで、
迎えた第三章がようやく現在の時間軸。
今回の結末は直前で気付いて「おおおっ!」となったところで終了。
終了

あとがきさえ無し。
満足感とともに凄まじい生殺し気分だぜ……。

と思ったのもつかの間、文庫に挟まってたガガガ文庫宣伝チラシ「ガ報」に
著者犬村小六氏のインタビューが乗っかってるのを発見。
ちょっと一部転載してみましょう。問題があったら消します。

Q.恋歌を書くにあたって、『追憶』のヒットから来るプレッシャーなどはありましたか?

A.『恋歌』のプロットそのものは『追憶』出版以前からあって、私敵には「追憶が売れたおかげで恋歌が出せる」という感覚です。なので重圧というより「ここまで変わってしまうと追憶の読者さんは戸惑うのではないか」という心配が先に立ちました。

いやぁ戸惑った戸惑った。
「恋と空戦」で構成される『追憶』のイメージが強かったので、
主人公の過去だけでこれだけ描かれるとは想像もしなかったし。

Q.圧巻なのはやはり飛空士たちの激しい空戦場面ですが、今回、空戦の方は?

A.すいません、一巻ではあまり無いです。本格的な空戦はもう少し後の巻になる予定です。

とのこと。
他のQ&Aを見ても、どうやら『恋歌』そのものがシリーズになる模様。
「もう少し後の巻」という表現はちょっと気になるな。
少なくとも前後編だけじゃなくて、複数巻の刊行予定はあるらしい。

相変わらず扉絵の破壊力も抜群。
作者曰く『ヘタレマザコンナルシスト』の主人公には賛否ありそうだが、
大好きなこの世界観をシリーズとして読めるのは素直に喜ばしい。
ラノベ界最強タッグのシリーズ続刊を心して待ちます。



つまり一番言いたいのは、義妹アリエルが可愛すぎるということだ

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