K＠Blog－更新のフリをした日記2

アイシアルートに入る前に、前回の続きから。

「D.C.」を終えるとメニューに追加される「al fine」。
音楽用語なんぞさっぱり弱いので調べてみたところ、
「da capo al fine」で「初めから終わりまで」という意味らしい。
さしずめ「ダ・カーポIIの完結編」といったところか。
内容は予想通りアニメ版セカンドシーズン最終話の原作版。
先にアニメで見てしまったのでサプライズはないが、
逆にアニメ版の構成力の高さにはひたすら恐れ入る。

さて、オリジナル版ヒロイン6人＋「D.C.」＋「al fine」でPC版で言えばコンプリート。
いよいよP.S.の本命アイシアルートに入ります。

女の子「あはは。あたしは大丈夫だから。ほら、急いで」

くそっ！やられたっ！（夜神っぽく（←はぇぇよ
アイシア可愛いじゃないかッ！！

> 今朝はじめて会ったはずなのに、どこか懐かしさを感じさせた。

俺もどこか懐かしさを感じます。

茜「欧米産だよ欧米産！小恋ちゃんピンチ！大ピンチ！」
小恋「ふぇ！　な、なんで、わたしがピンチなのよぉ」

例外なく全シナリオでいじられ続ける小恋ちゃん。
哀れだ。哀れすぎる。

アイシア「あ、でも、兄さんって呼びながら恋人同士だったカップルも知ってるし」

知りません！
俺はそんなカプール知りませんッ！全力で知りませんッッ！！

アイシア「えへへ、どうかな？」

( ﾟДﾟ)！

これはサプライズであった。
というかわざわざこんなグラフィック用意したのか……。

ここで水を差す疑問がひとつ浮上。
アニメ版「D.C.S.S.」のアイシアが正史で「II P.S.」につながってるのならば、
風見学園に通っていたアイシアは、当時の鈍一と同じ「本校2年」じゃなかったか。
何ゆえ付属の制服を？　もしかしてこれは桜を吐く妹の制服を拝借

アイシア「あたしは全然問題ないよ。相手が、義之くんなら」

正直、D.C.S.S.でのアイシアの印象は最悪に近いのだが、そろそろ陥落寸前だ俺。
アイシア本来の純真なキャラクターと演技力を増した羽衣ボイスのコラボはなかなか強烈。
これは良い。普通に良い。お勧め。
どうですか！そこのセミロリスキーな方！

アイシア「よ～し、がんばるぞ～」

陥　落　し　た。
羽衣ヴォイスのこれ↑をまた聴けるとは思わなかった。
テキストに書いても全然伝わらないと思うが、正直これは痺れたわ。

> スキー場で行われた生徒会合宿も無事終え、
> 昨日、俺たちは初音島に戻ってきた。

場面まるごとすっ飛ばしてナチュラルにスキー旅行に出かけていた義之。
生きてるってことはちゃんとさくらのお守りは持っていったんだよね？

　：

義之「アイシアに伝えたいことがあってさ」
アイシア「え？」
義之「好きです」
　「アイシアのことが、誰よりも好きです」

ヒロイン10人目（さくら除く）にして初告白する義之。
ここまで来たら全シナリオでヒロインから告白されるんだろうと思ってたので、
やっぱりアイシアは別格なのか。

アイシア「ねぇ、この枯れない桜が枯れた二年後、一瞬だけ春以外に花を咲かせたことがあるの、知ってる？」

知りませんッ！そんな悪夢は全力で知りませんッ！！

アイシア「このお話はね、その一瞬だけ桜が咲いた時の、そして、その後のお話なんだ」

……おいおい「D.C.S.S.」が正史だとは聴いていたが、ガチでその続編かよ。
いや無関係とは思わなかったけど、直球ど真ん中で来るのかよ。

アイシア「女の子の願った世界では、そんな、本当の幸せを掴んだ人たちを不幸にしてしまったのです」

むしろそれが正史でも良くね？

　：

声「久しぶりだね、アイシア」
声「本当、久しぶり」

Σ(;ﾟДﾟ)

( ﾟДﾟ)…………

( ﾟДﾟ)ｽｹﾞｰ

> 俺が残って、さくらさんが消えてしまうなんて現実なんて、
> 絶対に間違ってるもんな。

これがプラスシチュエーションの底力か！
原作版D.C.ルートとアニメ版セカンドシーズンを完全否定ですか！！

アイシア「なに、してるのよ……」
義之「桜を枯らしたんだ」

そ、そう来ましたか……。
全然気付かなかったわ、そうだよなぁ。
先に真相を知ってればそれも選択肢だよなぁ。
挙句、これでアイシアと義之をくっつけるなんてウルトラCもいいところだ。

　：

アイシア「鈍一に○夢、さくらにことり。美春に眞子、萌。
　その他にもたくさん……」

ふ……ふふふふ……。
もう気味悪いニヤケ笑いしかできねーですよ俺は……

小恋「あの、どこかでお会いしませんでしたか？」
茜「なんだ、やっぱりナンパじゃない」
杏「しかも、ずいぶんと古い手ね」

桜の魔法を失ったことにより、義之を認識できなくなっている雪月花。
それでも記憶に引っかかってる様子な小恋ちゃん。
小恋ちゃん万歳。

小恋「あの、ほんとに会ったことありません？　わたし、その――」
義之「はい、初めてです」

ここでの小恋がアイシアルートでの音姫＆由夢より粘ってるのは何故ですかッ！
それをきっぱり否定する義之がまたカッコ良過ぎる。

アイシア「あたし、思い出がほしいな」

な　ん　て　こ　っ　た
テレビCMでもお馴染みのこの場面が「いたした後」だったとはッ……！

　：

> そして、この物語が終焉を迎えるための、最後の演目が始まりを迎えたのだった。

アイシア投入の段階で、ある程度のものを予想したとはいえ、
まさか本編を覆すほどの本気シナリオを用意してくるとは思わなかった。
おそらく（IIIにつながるであろう）正史としては「D.C.」ルートか
「al fine」ルートなんだけど、これは「究極のさくら救済ルート」。
エピローグのCGのとてつもない破壊力には腰を抜かしそうになったわ。

「D.C.II S.S.」があんな結末になっている以上、
その続編としてのアイシアルートのアニメ化はありえないんだけど、
全部リセットしてでも、これは映像で見たいなぁ。
尺的にもOVAあたりの方がまだ実現可能性はあるか？

アイシアルート：評価S＋

よ　も　や　の　さ　く　ら　越　え