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なつかしのアニメレビュー(5)D.C.S.S~ダ・カーポセカンドシーズン(前編)

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不定期にやってくるなつかしのアニメレビューシリーズ。

「D.C.II S.S」の好調(?!)を記念して、「D.C.I」セカンドシーズンのレビューを、
前後半の2回に分けて書いてみたいと思います。
だかぽスキー鏑木がお届けする渾身のレビューをお楽しみください。

まずはシナリオを振り返る意味で公式サイトのプロローグから。

> 初音島だけに存在していた不思議な現象であった、花が枯れないはずの桜が枯れてしまってはや二年。
> 主人公・朝倉鈍一は、風見学園付属から本校へ進学し、相変わらずの学園生活を過ごしていた。
> あれから彼の口から「かったるい」の言葉は消え、見違えるほどはつらつとしていたのだった。
> 友達である白河ことり、天枷美春、水越眞子、杉並といった面々と、
> いままでとなにも変わらぬ日常を過ごしている。
> たたひとつの大きな変化をのぞいて――。

「たたひとつの」は公式引用であって俺の誤字ではありません。
『ただひとつ』なのか『たったひとつ』なのか微妙なのがまた困る。
「朝倉夢音」とか「芳野さくら」とか誤字だらけのD.C.S.Sクオリティ。

 ↓

※通常のレビューと比べて多くの画像を投入しますが、くれぐれも画質に過度の期待をしないでください。

第1話「あれから2年……」

「親愛なる、兄さんへ――」
「できることなら、たまには、私のことも思い出してね」

ああ、そういえば第1話はオンムの手紙からスタートだったんだな。
話題騒然のオンム不在は噂が噂を呼び、オンム死亡説なんてものもありました。
今からでも遅くない、オンム死亡シナリオを作るべきだ!


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美春「あの、朝倉先輩、そこにあるのはなんですか?」
鈍一「これは、そう。バナナだバナナ」
美春「うわぁーい!バナナ欲しいです!」

だかぽの美春と君望の茜の区別がつかない俺ですこんばんは。
と言うか、こんな大馬鹿な場面があったのか(笑)


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続いて登場するサポート部隊は水越眞子。
時代を先取りしすぎたツンデレ
オンム自体がツンデレとも言われていますが、眞子にはかなわない。
何故かノンスリーブのオリジナル制服を着てますが要するに空気


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D.C.S.S新キャラクターの一人、工藤叶。
当初から、新キャラ(正しくはP.Sの追加キャラ)投入は予告されていたので
期待していたのだが何故か『彼女』のストーリーだけ全く触れず。
空気を読めないセカンドシーズンクオリティ。


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「おはよう、ナナコ」
「お、おはよう!鈍一君」


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「おはようアリス」
「先輩、おはようございます」


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「朝倉様、おはようございます」

以上、追加ヒロイン全4名(+ピンクのクマ)フラグ立て完了済みと言う超設定。
やれやれ、あとから思えばはらわたが煮えくり返る思いですね。
鈍一のはらわたをバラモス様に喰らい尽くしていただきたいです。


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杉並「噂をすれば、だ。お迎えだぞ」
ことり「朝倉君、ちわっす!」

女神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!
しかしこの場面、杉並が言ってるのがポイント高いな。
鋭い杉並のこと、白河ことりの本心を見抜いてないはずがない。
深読みすると泣ける。
問題は製作側がそこまで意図してないことなのですが


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鈍一との帰り道、海ではしゃぐことり。
ああことり様カワユスなぁ。カワユすぎて困る。

鈍一「ことり、ありがとな。あれ以来、毎日毎日面倒みてもらって」
「でも、もう大丈夫。俺、もう立ち直ったから」

俺は頑張ってテキスト起こしという作業をしてるのですが、
「立ち直った」とか言う台詞は幻聴ですか?
義妹が出て行ったくらいで知り合いの女子総出でサポートと言う設定が
異常を通り越して狂ってると言うことにもっと早く気づいておくべきでした。

鈍一「これで、一生ことりには頭が上がらないな。これの礼はいずれ身体で返すから」
ことり「身体で……一生……?」


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この場面、下からことりを舐めるように(なんて卑猥な)アングルが上がってくるんで、
制服が濡れてぶっちゃけ下着まで透けてるんですけど、
そんなことよりことりのこの儚げな表情!
53年後になれば『仲が良かった』程度の扱いだけどな!


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鈍一「ああ、風呂、入れよ。冷えたまんまじゃ、風邪引くぞ」
ことり「うん……そうだね。……いっしょに入る?」

ほちゃボイスは53年前にも同じことやってたのか!
53年後は朝倉の人ですけれども。
それにしたって、ちょっと頬を赤らめながら髪をいじってることりは最強すぎる。


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ことり「なーんて、冗談です」

あまりのクオリティの高さに泣くぞしまいには……。


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ことり「わたしって……魅力ないのかな?」
鈍一「しかしことりのヤツいったい何考えてるんだ?
 あんなこと言われたら……いくら俺だって……」

ヘタレ。


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ことり「まったく……安全すぎます。朝倉君……」

白河さんは入浴要員。53年前もまったく同じでした!


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鈍一「あの……どちら、様で……?」
謎の少女「おなか……空いた……」

ウイシア初登場。なんで鈍一は裸で抱きとめてるんだ。


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エンディング。最初に登場するヒロインは白河ことり。
キャスト表記も主人公鈍一に次いで2番目。
誰が見たってことりが正ヒロインです。異論は認めません。

評価(D.C.S.S第1話)
★★★★★(100点)


 ↓

 ↓

2005年7月3日付日記より抜粋。

> これはいいことりアニメですね!
> ゆかりんが居なくてもほっちゃんが居れば良しッ!
> 全26話このまま突っ走ってくださいッ!!

> …絶対叶わない願いなんだろうな。
> 次回予告とか、もうバッドフラグ立ってるし。
> アイシアとか野さくとか、マジ要らねぇ。

分かってはいたんだ。分かってはいたんだよ……


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コメント

 どうもこんばんはです。

>今からでも遅くない、オンム死亡シナリオを作るべきだ!

 大丈夫です、多くの人間が脳内で葬っていますから。っていうか、あんなにしんみりしといてただ単に島を離れただけだったとは。 しかも、黙って出て行った理由も希薄ですしね…

>53年後になれば『仲が良かった』程度の扱いだけどな!

 53年経ってもズンイチはズンイチ…ホッとしたような諸悪の根源はあなただとなじってやりたいような。

>ヘタレ。

 遠くの何とやらより近くの何とやらですよね!ここは一つ、危険な男を演じてやるのも一興…と多くの人間は思っていたはずです。異論は認めません。

>分かってはいたんだ。分かってはいたんだよ……

 ああ、なんという…悲しい預言がズバリ的中してしまうとは…本当に一話はテンション上がりましたね。
 私事を許していただけるならば、最初は特にお気に入りのヒロインというのは居ませんでした。
 しかし、この白河嬢の身体を張ったアピールに、一気に傾いてしまったワケなんです。しかし、一気に傾いた物を復原するのも辛くて…

 それでは。

投稿: サトシアキラ | 2008.05.21 19:27

>期待していたのだが何故か『彼女』のストーリーだけ全く触れず。
おかげで、BLキャラになってしまった(汗

>あまりのクオリティの高さに泣くぞしまいには……。
ことりのいろいろな表情が見れたし、成長したバディがみれたりと、
ホントに神回だぁ~~~~~~!!!!
それなのに・・・

このスタッフは、「おとボク」を成功させているだけに、
このDCSSを失敗させたのは、
それだけ宮崎監督の壁は厚かったということですかねぇ?

投稿: 明善 | 2008.05.21 23:33

>サトシアキラ様
返信遅れまして申し訳ありません。

> 大丈夫です、多くの人間が脳内で葬っていますから。

音とか夢の人ですが、この日記では一度も本名を出さないことをコンセプトにしていたりします。(分ける必要がある場合に限りカナ表記)。
主人公の人も同様で、原則「鈍一」に統一してます。

> しかも、黙って出て行った理由も希薄ですしね…

「D.C.I」では音夢学園復帰で締めてるんですよね確か。
それを崩してまでやるセカンドシーズンには期待していたんですが…。前提条件からして意味が分かりません。

> ホッとしたような諸悪の根源はあなただとなじってやりたいような。

D.Cの世界はさくらがその中心にいると言う認識ですが(少なくとも自分は)さくらがその力を揮うのはほぼ鈍一絡みですよね。そう考えれば、やはり諸悪の根源は……!

> ここは一つ、危険な男を演じてやるのも一興…

少数説として「誘惑する白河ことりこそ悪」と言うのがあるそうで。
その見方ができないこともないような気もしますが、それに甘えて思わせぶりな態度を取り続ける鈍一こそ諸悪の(略

> 最初は特にお気に入りのヒロインというのは居ませんでした。

勿論、人それぞれですのでお気に入り不在でも問題ないと思います。(実際、私もIIではナンバー1を決めかねていますし)
ですが、そのおかげで「中立」の視点から見てもこのシナリオが異常、ということが再認識できました(笑)

私は中の人がほちゃだから白河ことりファンと思われがちですが、当初からD.C.最萌えキャラ認定しておりました。
コンシューマキャストを見たときは驚いたものです。
ちなみに同様の事例に月宮あゆがあります(笑)

それだけにこの落としっぷりは……。
書いても書いても書き足りませんので、このあたりで。
後半もお楽しみくださいませ。

投稿: 鏑木 | 2008.05.22 18:26

>明善様
> おかげで、BLキャラになってしまった(汗

本気で投入意図が分かりません。全26話のグダグダ展開で尺が足りなかったわけでもないですし…。
これもこの作品の評価を貶める一因です。

> このスタッフは、「おとボク」を成功させているだけに

実のところ「同じスタッフ」という理由で「おとボク」は見ませんでした。
評判は良かったようですが、どうしてもD.C.S.Sの悪夢を思い出してしまいそうで……
それでは、後半もよろしくお願いします。

投稿: 鏑木 | 2008.05.22 18:30

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