春のラノベレビュー(5)
【カレとカノジョと召喚魔法(6)】
> カノジョ:白銀雪子。容姿端麗。運動能力抜群。
> 恋人なし・好きな人なし・幼馴染、なし。
章立てが「第5章」で始まっており「6巻」というより第5巻の上下巻構成。
以下全面的にネタバレ。
↓
と言うわけで遊矢が「契約」を発動させてしまったのか、
よく分からないままにまるまる2章、雪子は遊矢を思い出さず。
「第7章 偽装破綻」にて玲が記憶操作を解いてからが本番。
月並みな表現しか思いつかず自分の表現力の無さを恥じるばかりだが、怒涛の展開。
ギャルゲ主人公よろしく街中を走り回る雪子、
そして遂に発見される遊矢――はまたしてもミスリード。
遊矢復活に至る過程まで、この綿密な構成に何度騙されたことか。
セーレの再登場は完全に想定外だった。
後から読めば、確かに落としどころはここしかないんだけど。
↑
と言うことで、6巻完読。
テキスト(と言うか展開)の質は高く、分量も適当で、
まさにラノベの王道的な作品ではなかろうか。
ラノベ初心者の俺が言うののもなんですが、ラノベ入門にお勧め。
この作品、メディアミックス展開はしないんですかね…?
【狂乱家族日記参冊目】
あのネコミミ少女にそんな遠大な設定があったなんて!
とわざとらしい驚き方をしてみましたが、驚いたのは事実。
後付け設定にしてはずいぶんピタっとはまった感じなので
あるいは最初からこの設定のおつもりだったか。
死神三番、オデッサ=エイと凶華からすれば敵のはずの
キャラクター陣にいつの間にか感情移入してる俺がいた。
そしてネ申が本作をプッシュした理由もなんとなく理解。
【四冊目】
勢いで2巻連続で読んでみた。
目次パラパラと見て短編集だと思い込んだら軽いフェイク。
全部で一本のお話だったのですね。
本編より巻頭カラー絵の「プチ凶華誕生の巻」に盛大に吹いた。
【とらドラ!(1)】
「わたしたちの田村くん」の作者&絵師による新シリーズ。
過激派ツンデレ(俺命名)の大河と主人公竜児がつむぐ物語。
なるほど、竜虎に引っ掛けてるわけですな。
で「手乗りタイガー」の過激っぷりは充分理解したし面白いんだけど、
「駄犬」呼ばわりがどうも俺には合わないんだよねぇ。
ゼロの使い魔とかでも同じ傾向(と思われる。小説版は読んでない)。
音声で聞く分にはまだ流せるんだけど。
ツン部分が相当に過激なうえにドジっ子属性、そりゃーほっとけないですな、
的な展開を見せるのだが、この作者はツンデレの取り扱いがホント絶妙。
あの関係を「恋愛じゃない」とするにはちょいと無理があるような気もするが、
それも逆に伏線の一部として使われてるぽいし良しとする。
まとめとしては、俺はみのりん派です。
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